少年サッカーにおいてありがちなのは、親が過度に期待し、試合で結果や活躍を求める事が良くあります。
ちょっと考えて欲しいと思う事は、試合から帰って家であそこはこうしろとか子供に言っても子供は聞く耳を持ちませんし、練習をしないとサッカーは上手になりません。ミスするのは当たり前で親が望むようにはなかなかうまくゆきません。
サッカーを考えて楽しむためには
サッカーが楽しいと感じるのは、「試合に勝った時」「点が取れた時」「相手を抜けたとき」「絶妙なパスを出せた時」など、何か上手く行ったときにサッカーは楽しい!と感じます。
そうすると次第に自信がついてきてもっと上手になりたいと意欲的になり、自ら練習するようになりますが、練習も色々と「考えて」やらなければ、あまり意味のない物になってしまいます。
そのためには「どんなプレーがしたいのか」「どんなところが上手くいかないのか」質問して考えを整理してあげることで目標が明確なり課題をもって考えながら練習しやすくなります。試合でその課題が上手くいったときには声を掛けてきちんと成果を伝えてあげてください。
試合中は状況を常に把握するため回りは見えているか?見ようとしているか?次のプレーを考えているか?など常に考えながらプレーすることで余裕が生まれてより楽しめると思います。
「考える力」というものはサッカーだけでなく、人格形成にとても重要な事だと思います。社会人になっても言われた事だけをするような人は大成しません。
自分の置かれている立場で、「今」「何をするべきか」を自ら考えて行動に移す事はサッカー少年でも社会人でも大切な事。
サッカーでは、グランドの上でコーチの指示を待っているようでは試合にもなりません。自ら考えて行動に移す事はとても重要です。それは社会人になってもきっと役に立ちます。
考えて行動をするために
子供達に考えさせるためには試合中なら「今の所はどうしたら良いと思う?」「今のプレーの意図は?」などYesかNoではなく、しっかりと考えて発言させる事が大切。そのうえで最良の選択に導いてあげることでより理解できると思います。
家でも「今日の相手はどんなチームだった?」「今日うまく行った所は?」「今日はどんなところがダメだった?」と質問することで考えるように導いてあげることで自然と考える習慣がついてきますので、サッカーの会話をする時はぜひ問いかけ系で話をしてみてください。