県のトップリーグを引退した後に、しばらく在籍していた地元の社会人チームの試合に久しぶりに参加してきた。(人数が集まらないから半ば強制)
もちろん監督やコーチなんていません。だから試合前の戦術の共有なんてありません。
人数ぎりぎりで、キックオフ直前にグランドの中でポジションを決めるようなチームです。

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狙いを定める楽しさ
40歳前後オヤジ集団。中でも最年長の僕はもちろん1試合60分を走り切る事なんて出来ません。だから、皆で試合の流れを読みながら、相手の穴を探します。
気持ちは前に行くんだけど、体が付いて来てくれない…。
危険な時間は皆で全員守備。いかに効率的に試合を運べるか考える。
そんな状況でも相手の穴を見つけてロックオン!
みんな走れないダメダメのチームだけど、狙い通りの形がハマる。
さすがに足の速い子頼みの戦術で、僕らにはそれしか無いんだけど、形がハマれば僕らよりもひと回り以上も若い子のチームにも勝てるんだよね。
3得点すべて狙い通りの形。
サッカーレベルはとりあえず置いておいて、そんな時はホントにサッカーは面白えなぁ〜って思える瞬間。

40にもなれば、やっている方はそれでも満足。楽しめればいいの。
結局はグラウドの中
少年サッカーでもコーチがベンチから必死に指示とか出しているけど、グランドの中で子供達が自ら考えてトライする事の方が、細かい状況にもすぐに対応できるようになるし、失敗したらチーム内でその問題をリアルに共有できるから意味があるんだよね。
コーチの指示も大事なんだけど、やっぱりそれでは「やらされている」要素が少なからずあるわけで…。
選手間のコミニュケーションの大切さ
指示系統が「コーチ→選手」の場合、仮に失敗したらコーチと選手間の問題になりがちで、なかなかチームへ落とし込む事が難しい。
「選手→選手」の場合は失敗した事はチーム内(選手同士)で共有できるから、次に活かせるはずだし、よりリアルなんだよね。
もちろん「コーチ→選手」の指導も必要で大切なんだけど、ゲーム中に自分たちで狙いを定めてトライする楽しさはぜひ教えてあげて欲しいと思う。
リーダーに引っ張らせる
さすがに小学生に単に「自分たちで考えてサッカーやってみろ!」って言ってもそれは難しい。
リーダーとなるべき影響力の強い子がいたら、その子中心に皆で考えてやらせれば、その事によって周りも自然に引っ張られると思うけどなぁ。(やり方間違えると逆に危険な場合もあると思うけど…。)
ゲームは選手たちで考えてやるのが一番楽しい
子供達が試合の流れに応じて考えてチャレンジする事ができるなら、それを尊重すべきだと思う。
それが成功しようが失敗しようがそれはどうでも良くて自分たちで考えてチャレンジする。
成功したら自信になるし、失敗してもリアルな学びがある。だから大切なの。
選手とコーチの距離より子供同士の距離の方が近いから、きっとその方が良い影響をもたらしてくれると思う。
自分たちで考えて「狙いを定めてやるサッカー」はやっぱり面白いよ。
間違いない!