ポジションの役割や特長はチームや戦術や時代によって変化しますし、これから書くポジション別の特長など、
ぼくの主観も入っていますので「何処そこで書かれているものと違う!」と思われる部分があるかもしれませんが、予めご了承頂ければと思います。
サッカーにおいてポジションはチームの戦術を果たすために与えられた役割。
ゴールを奪う役割。ゴールを奪われないためにゴールを守る役割。その両方をサポートする役割。
役割を区別するために、それぞれ名称が付いていますが、ピッチには区別する境界線は無いので、ポジションは役割をわかりやすく区別するだけのモノであって役割や働きを明確にわかる事は出来ないと考えています。
なのでこれから書くポジションの役割はあくまでも、一般的な役割とぼくの主観であって、チームや戦術によってその役割は異なる事は頭に入れておいて欲しいです。
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また、フォーメーションによって呼称も変わるし働きも変わるので、今回説明に使うフォーメーションは4-5-1。
フォーメーションの種類についてはまた別の機会に。
目次
フォワード(FW)
相手ゴールの1番近くにポジションをとり、自らゴールを決めたり、ゴールの起点となるプレーが要求されます。
現代サッカーでは最前列から相手にプレッシャーをかけるスタイルが求められ、フォワードも守備する機会が多いですね。
以前は90分仕事をしなくてもゴールさえ奪えば良しとされていた時とは違い、最前列から激しくプレスを掛ける事を要求される事も増えてきました。
プレッシャーをかける事で相手のプレーの質を下げたり、ミスを誘発するキッカケになるので、高い位置からプレッシャーをかけていく事は大切です。
センターフォワード
チーム中で最もゴール付近でプレーして、ゴールを最も期待されるポジションです。
「ポストプレー」「センタリングを中央で合わせる」「相手の裏に抜け出す」「前線からのプレス」が主な働きで、ゴールに直結する動きが重要です。
味方の中で1番相手ゴールの近くにポジションを取るため、サッカーのポジションの中で1番ゴールを奪う事が要求されます。
センターフォワードで有名な選手
ルイス・スアレス
レバンドフスキ
大迫勇也
ミッドフィルダー(MF)
ミッドフィルダーはフォワード(FW)とディフェンダー(DF)の間に位置し、両者を繋ぐ役割があります。
ミッドフィルダーには攻撃的な役割と守備的な役割の両方が必要とされ、ポジションも攻撃なミッドフィルダーと守備的なミッドフィルダーに分類されます。
トップ下・攻撃的ミッドフィルダー
攻撃的なミッドフィルダーは2列で構成されるフォーメーションの場合にセンターフォワードの後ろポジションを取り、ミッドフィルダーの最前列に位置します。
トップ下は「司令塔」と呼ばれていますが「味方へのアシスト」や「自らドリブルを仕掛けてゴールを狙う」ような得点に直結する働きが求められます。
ドリブルやパスなどテクニックに優れた選手が多く、創造性のある選手が任されることが多いですね。
また、フォワードとして登録される事もあり、その場合セカンドトップという呼ばれ方をする場合もあります。
登録や呼称はチームの方針などそれぞれ異なるので、ここでは細かい事はこだわりません。
センターハーフ・トップ下・攻撃的ミッドフィルダーで有名な選手
リオネル・メッシ
グリーズマン
香川真司
ボランチ
ポルトガル語の「Boranchi(舵取り)」が語源となっており、チームの中心的なポジションになります。
守備から攻撃に移る際の起点となったり、チームのバランスを保ち優位な状況を作り出す働きが要求されるポジションです。
特に空いたスペースを埋める動きが重要で、チャンスの時はゴールを奪いに行き、ピンチの時は不利な状況をいち早く認知してバランスを整える役割を担っています。
ボランチはサッカーセンスのある頭の良い選手が多いように思います。
ボランチで有名な選手
セルヒオ・ブツケツ
シャビ
大島僚太
サイドハーフ
サイドハーフとはミッドフィルダーの中でタッチラインに近くに位置し、ライン際で勝負することが多いポジションです。
サイドハーフの役割は攻撃の時はサイドに張り、ボールを受けたら「ドリブルを仕掛けてセンタリングを供給」「カットインしてゴールを狙う」などゴールに繋がるプレーを求められる他、
守備では相手のパスコースを制限して守りやすいシチュエーションを作ったり、
サイドバックと一緒に相手を挟んでボールを奪ったり、サイドバックのフォローに入ったりと上下運動も多く様々な役割を担っています。
またフォワード登録される場合も多く、その場合はウィングなんて呼ばれ方をする場合もありますね。
サイドハーフで有名な選手
フランク・リベリー
ギャレス・ベイル
アリエン・ロッペン
ディフェンダー(DF)
ディフェンダーの役割はゴールを守り失点を防ぐために相手からボールを奪う事です。
またボール奪った後は攻撃の起点にもなるので、先を考えたボール展開が求められます。デフェンスだからといって攻撃の意識が必要無い訳ではありませんね。
センターバック
センターバックはディフェンスライン中央に位置し、ストッパー、スウィーパー、リベロなどと言われる事もあります。
主な役割は相手選手をマークして、相手の攻撃を妨害してボールを奪うこと。
近年のサッカーではいかに「高い位置でボールを奪うか」が重要視される事も多く、ディフェンスのラインコントロールが重要となっています。
そのラインコントロールはセンターバックが任されることがほとんどです。
また空中戦に強いという事も重要なポイントなので身長が高い選手が任される事が多いです。
一般的には身体が強く「ボール奪取能力」「ロングボールの処理能力」「諦めない気持ち?」が必要なポジションです。
センターバックで有名な選手
セルヒオ・ラモス
ピケ
吉田麻也
サイドバック
サイドバックは左右両サイドに位置するディフェンダーのことで、サイドにおける守備を主な役割です。
しかし、近年のサッカーでは中盤の選手を追い越して前線に駆け上がったり、ドリブルで切り込んだりクロスボールを上げたり攻撃的なプレーも求められています。
ピッチを激しく上下運動するため、それをこなせるスタミナとスピードも必要となります。
また、サイドを突破する際のドリブル技術やクロスを上げる際の精度高いキックも求められ、走力や俊敏性が求められるため小柄な選手が担当する事が多いです。
サイドバックで有名な選手
マルセロ
ジョルディ・アルバ
長友佑都
ゴールキーパー(GK)
ゴールキーパーは唯一手が使えるポジションで1人だけしか許されていない唯一のポジションです。
背が高く俊敏性も必要で、相手との接触する状況も多く、近距離からのシュートにも臆する事のないメンタリティが必要です。
また、チームの最終ラインに位置しているため、全体を見渡せるので、コーチングも求められます。
味方のバックパスを手で扱えないルールに変更されて以降は足下のボールを扱う技術も重要視されるポイントになりました。
ゴールキーパーで有名な選手
マヌエル・ノイヤー
ジャンルイジ・ドンナルンマ
川口能活
ドンナルンマは次世代を代表するキーパーになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょか?サッカーを知っている方にとってはツッコミ所満載かもしれませんが、サッカーはフォーメーションや戦術によって、呼び方も役割も変わる答えの無いものだと、書いていて改めて感じました。
大事なのはポジションという型にハマるな!って感じですね。
ポジションはあくまで戦術を遂行する為のひとつの基準であって、基準が全てではないという事です。