Jリーグの「プロC契約」ってご存知ですか?
JリーグにはプロA契約、プロB契約、プロC契約とランクがあって、高校生や大学生などアマチュア選手からは特別な場合を除きJリーガーは「プロC契約」からのスタートです。
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プロC契約とは?
JリーグにはプロA契約、プロB契約、プロC契約というランクに分かれていて、A・B契約を結ぶためには、公式戦で定められた出場時間を満たす必要があります。
プロA契約・プロB契約
1 契約締結条件 次のいずれかを満たすことをプロA契約及びプロB契約の締結条件とする。
(1)試合出場
◆ J1 : 450分 ◆ J2 : 900分 ◆ J3・JFL:1350分
この場合において、試合出場時間は公式記録によるものとする。ただし、出場時間が1分未満 の場合は、1分としてカウントする。
J1なら5試合のフル出場、J2なら10試合のフル出場、J3なら15試合のフル出場に相当します。
もう何年も前の話ですが、同じ市内で同い年の3人がJリーガーになりました。
ある選手は大学から入団して2年間で1試合の出場。もう1人は高校から入団して、開幕戦スタメンを獲得するも2年間で27試合出場のみ。もう1人は下部組織から昇格して、2年間でナビスコカップの5試合の出場のみ。
あれだけ上手い選手たちでさえ、3年という鬼門をクリア出来ない世界ですからね。恐ろしい世界です。
3年が鬼門
契約可能期間
(1)プロC契約を締結できる期間は、アマチュア選手又は社員選手が初めてプロC契約を締結して から3年間とする。3年を経過した後に引き続きプロ契約を締結する場合は、プロA契約又はプ ロB契約を締結しなければならない。
要は、プロC契約は4年目以降の選手には交わすことはできないので、3年以内に上記の公式戦出場時間を満たさないとTHE ENDという厳しい契約です。
さらに!そんな厳しいC契約ですが、年俸の上限まであるんです。
3 プロC契約の報酬
(1)プロC契約の基本報酬は年額460万円を超えてはならない。
最低じゃなくて、最高年俸の上限です。これは人件費の高騰を防ぐためで、クラブの運営を健全化させるために1999年に新人の年俸の上限規定が設けられた制度です。
それ相応の理由があるのですが、それにしても厳しい世界です。
Jリーガーの現役引退の平均年齢は約26歳。
Jリーグって厳しい世界なので、高校卒でJリーガーにならず、大学に進学してからJリーガーを目指す選手が多いのも納得できますね。
覚悟
この事を知ってもなお、Jリーガーを目指すような人がJリーグで活躍するんでしょうね。
険しい道のりでも、あえて突き進む。凡人にはなかなか出来ないことだからこそ価値があるし、リスペクトがあります。
プロっ凄い、、。
こちらからは以上です。