何だかパワーが漲りそうなイメージがあるエナジードリンク。
仕事の前に。疲れた時に。集中したい時に。
最近では中学生でも飲んでいる子を見ますが、エナジードリンクを飲むと良いパフォーマンスが出そうなイメージありますよね?
ですがエナジードリンクってそんなに効果があるんでしょうか?
実際に飲んでいる人は成分まであまり気にしていないと思うので、エナジードリンクの成分からその効果を紐解いて行こうと思います。
果たして羽は生えるのか?
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エナジードリンクの成分
ここでは有名なあるエナジードリンクの成分を紹介します。
エナジードリンクに主に含まれている主な成分はざっくりと分けてカフェイン、アルギニン、ビタミンB群、砂糖類の4成分。
それら成分に果たして勝手にイメージを持ってしまっている「集中力が上がる」「疲れない」「疲れが取れる」などの効果があるのかを見ていきます。
カフェイン
カフェインはコーヒー、紅茶、チョコレートなど多くの食品に含まれている事は有名ですよね。
カフェインによって作用は大量摂取で副作用はあるものの、集中力や注意力が高まる事は実際に証明されています。
で、調べたエナジードリンクに含まれるカフェインは100mlあたり32mg。
ちなみにドリップコーヒーに含まれるカフェインは100mlあたり60mg。
カフェインいは一定の効果があるもののコヒーの方が多い…。
アルギニン
アルギニンはアミノ酸の一種で非必須アミノ酸に分類されます。成長期には特に必要で魚の白子や乳製品種実類大豆<ごま、牛乳など多く含む食品からの補給ができます。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促して筋肉増強作用に力を発揮するほか、免疫機能の向上、血流改善、精神的・肉体的に強化生殖機能の改善などの作用をもつのだそうです。
エナジードリンクはアルギニン100mlあたり120mg。
ちなみに牛乳100mlあたりに含まれるアルギニンは130gだそうです。牛乳飲んどけ!
ビタミンB群
ビタミンB群は身体の機能を正常に保つための栄養素です。
エナジードリンクに含まれるビタミンB群はナイアシンアミド(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンB6やビタミンB12です。
これらのビタミンB群は、疲労感の軽減や脳内の神経系の機能の正常化に役立ちます。
ビタミンB群100mlあたり約2g
ちなみにビタミンBは色々な食品から摂取できます。
レバー、イワシ、牛乳、ナッツ…。挙げたらきりが無いくらい色々な食品から摂取する事ができます。
砂糖類
エナジードリンクの砂糖、ぶどう糖は脳を動かしたり、赤血球が全身の細胞に酸素を送るエネルギー源になったりと重要な働きを担っていると言われています。
清涼飲料にも含まれていて、エナジードリンクに含まれる糖類はりんごジュース100mlあたりに含まれる量に相当します。
リンゴジュースと一緒。
リンゴジュースと一緒
ちなみに
答えは初めから出ているのだけど、念のため記載しておくと
アメリカではレッドブルに効果がないとして集団訴訟を受けている
2013年、アメリカでは『レッドブルを飲んでも宣伝で言われているような効果はなかった』として、レッドブルに対し集団訴訟が起きました。
裁判の中身は『論文などからレッドブルはコーヒー1杯分のカフェインなら効果はあるかもしれないが、その他の成分に効果はない』というもので、訴訟の結果レッドブルが過去12年間にレッドブルを飲んだ人を対象(レシート等証拠不要)に1300万ドルの和解金を支払いました。
だそうです。
結論
そうなんです。
エナジードリンクには特殊な成分が入っているわけでは無く、食品から得られる成分なので特別なものではありません。
でもなんだかあのパッケージデザインはやる気をそそるし、できる奴っぽいのでカッコいいとは思います。でもパワーが漲る訳じゃありません。
なので、エナジードリンクは飲みすぎに注意しつつ、ここぞという時に気分を盛り上げるために飲むのは良いかもしれませんね。
自分自身にプラシーボ効果で暗示をかけるような感じで。
これを飲めば俺にはできるんだ!ってね。