低学年で相手を抜いて得点を取り続けられる子でも、成長するに従い、徐々に相手を簡単に抜けなくなってくる。相手を抜けなくなるから得点も少なくなってくる。結果「あの子最近調子悪いね」なんて小言を言われちゃう。
活躍できなくなる理由
一言で言えば「フィジカル」が通用しなくなるから。
低学年は成長スピードの違いで身体能力の差が大きく、脚が速かったりカラダが大きいことでの身体的アドバンテージが生まれやすい。
低学年で点を取る子は大体がこのアドバンテージによるものだったりする。
活躍できなくなる理由はそのアドバンテージがなくなる時。決して下手になった訳じゃない。
早かれ遅かれアドバンテージが無くなる時は必ずやって来るので、そうなった時に必要となるのが「周り見る力(状況判断)」と「足元の技術」
周りをみる
・パスが来る前に周りを見る
・味方がボール持ってる時に相手の配置を見る
・相手が攻め来る時に味方の配置をみる
・ドリブルしながら状況をみる
いずれ身体的な差がなくなってきた時、これが出来ると出来ないではサッカーが全く変わってくる。これができると自然と声を出せるようになるし、考えてサッカーするようになる。しかも周りが見れてるから余裕が出来てプレーの質が上がる。
ごく一般的なレベルの小学生の試合見ればわかるけど、みんなボールばかり見てるよ。(たまに空見上げている子いるけど…。)
小学3年生くらいからは周りをみてサッカーすることを意識させる事が大切だと思ってる。本当に理解して意識させるのはなかなか難しいけど、絶対に必要な事。
小3の次男にもしつこく言っているけどボールばっかり見ちゃうところを見るとまだまだ理解出来ていない。それでも大切なので、ビデオで試合を撮影して見せながら説明はしている。いつになったらわかるかな?
周りをみるための足元の技術
周りを見るためにはまず足元の技術が必要。低学年のうちに基本である「リフティング」や「止めて蹴る」をマスターしておく必要がある。
基本が出来ないと周りみてサッカーする余裕なんてないからね。次男には毎日リフティングしろ!とだけいつも言っているけど、未だに1000回行かないし、やっていない日もしばしば。
数やれば良いというものではないけど、バロメーターとして把握しやすいので、今のところそれを基準に子供のがんばりを把握している。
やりきる力
何回も7、800回行ってんだから1000回なんて、やれば行くのに「やりきる力」が足りないからいつまでも中途半端に終わってるんだよな。
伸びる子は「やりきる力」に長けてる。それだけサッカー好きなんだよ。
うちの子はどこまでサッカーが好きなのかわからないけど、好きでやってるなもっと頑張れよ!
結論:真のサッカー好きにはかなわない。