プロの試合でもボールを触っている時間は1分程度と言われています。
試合時間の99パーセントはボールに触れていない時間。すなわちサッカーの試合時間のほとんどがオフ・ザ・ボールの時間と言う事にな理ますね。
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目次
オフ・ザ・ボールとは?
「オフ・ザ・ボール」とは、選手がボールを保持していない状況の表現に使われますが、反対にボールを保持している状態の事を「オン・ザ・ボール」と言われます。
「オフザボール」の動きは「オンザボール」になった時により優位に立つための準備動作で、余裕をもって質の高いプレーするためにはすごく重要な動き。
オフザボールの動きとは?
スペースを作る動きだったり、空いているスペースを使う為に動く。それは相手のマークを剥がす動きだったり、数的優位を作る事に繋がり、ゲームをコントロールする事に繋がる。
例えばパスを出した後に動く。パスは出して終わりではなく、パスを出した後はディフェンスの注意がボールに行くため自由になれる。
自由になれれば空いたスペースでまたボールを受ける状況も作れるので、ボールを出した後の動きが重要。
フォワードの場合
フォワードがスローインをもらう動きで、よくあるのがディフェンスの裏でボールをもらうフリをして、相手の手前でボールを受けようとする動き。
それでも良いんだけど、結構相手に詰められるケースが多い。
もうひとつの方法としてスローインのポイントから離れた位置からボールを受けに行って、きいなりストップ。
背後に付いていた相手のディフェンダーが背中にぶつかり動きが止まった所でもう一回ボールをもらいに行くと結構相手を剥がす事が出来きたりする。
これはフォワードの選手が相手を背負ってボールを受ける時にも結構使えるかな…。
正解はないけど自分のなかでどういう動きが効果的なのか考える事が大切ね
フォワードがセンタリングを受ける時
相手の前で受けるか、相手の裏で受けるか。
味方の動きと相手の位置、スペースを意識しながら、相手の背後で受けるか相手の前で受けるか、相手ディフェンスと「オフザボール」でのせめぎ合い。
得点に直結する駆け引きだから面白いオフザボールの動きです。
この動きに優れている人は「得点感覚に優れている」って呼ばれる事が多いのかな?
フォワードで重要なスペースを作る動き
フォワードで重要な動きのひとつにスペースを作る動きがある。
フォワードがスペースを作る事で相手のディフェンスを崩すきっかけを作る事が出来る。
フォワードがスペースを作らずボールばかり受けていたら攻めは単調になるし、2列目の選手が飛び出すスペースもなくなり、相手にパターンを読まれ潰されるだけ。
スペースを作る動きは2列目の選手を活かす為の重要な動き。
ディフェンスが一番嫌なのは2列目の選手が次から次へと湧いて出て来ること。
ディフェンスは数的不利に陥ると守る術がなくなるんです。
ミッドフィールダーの場合
ミッドフィールダーは味方のボール保持者(オンザボール)の選手のパスコースに顔を出す。顔を出す人が多ければ多いほどボールの出し手の選択肢を増やす事に繋がる。
3枚目のオフザボール
前にも書いた事があるけど、パスをもらう動きではなくて、空いたスペースに飛び出す動き。他の選手がパスをもらう(INの)動きをして、出来たスペースに飛び出す(OUTの)動き。
これができると相手のディフェンスは守る術がなくなり、試合の質がぐ~んと上がります。
ボールを保持していない動きだから、サッカーの技術は関係ないけどサッカーセンスはすごく必要。
明日からオフザボールの動きをたくさんイメージして、練習や試合に活かしてサッカーセンスに磨きをかけましょっ!