小学生の時にサッカーが上手かった人が、伸び悩んで普通のレベルになる事ってよくありますね。
「伸び悩み」「早熟」とひと言で片付けられるケースがほとんどだけど、そうなってしまう要因は3つあるんじゃないかなと思っています。
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目次
伸び悩みの理由その1「身体的アドバンテージ」
身体的なアドバンテージはわかりやすいので、説明は不要かと思いますが、幼少期に身体が大きくて、足が速いというのはサッカーにおいてかなりのアドバンテージ。
特に低学年くらいまでは体が大きくて足が早いだけでかなり優位になりますね。
子供と一緒にサッカーをすると良くわかりますね。子供が低学年の頃は子供に何をしても勝てますが、高学年でちょっと怪しくなり、中学に上がる頃には敵わなくなってしまいます。
自分の身体のアドバンテージが無くなると、子供に対して勝つのも難しくなってきます。
早かれ遅かれ周りの子も追いついてくるので、身体能力だけに頼ったプレーは危険ですね。
伸び悩みの理由その2「テクニック依存」
1番伸び悩んでしまうのはこのタイプだと思います。
ここで言うテクニックは相手を抜いたり、強いボールを蹴れたりする事を指します。
もちろん相手を抜いたり、強いボールを蹴る技術が突出していることで、ゴールは量産出来るし、相手を何人も抜けるからヒーローになれます。
そんな事が出来たらサッカーがより面白くなるだろうし、息子がそんなプレーしたら誇らしですしね。
でも、
テクニックも通用しなくなる
ちょっと表現が極端ですが、3人も4人もスイスイ相手を抜いてしまうようなテクニックはいずれ通用しなくなります。
より高いレベルに身を置くのならなおさら厳しくなると思います。
伸び悩みの理由その3「対応力」
テクニックが通用しなくなった時に何をしないといけないかを感じ取って対策する対応力が必要です。
今まで出来ていた事が出来なくなった時にどうしたら良いのか。
やるしかありませんが、やる方向性を自分なりに見出していく必要があります。
どうして通用しないのか。どうしたら通用するようになるのかを自分なりに考える事が重要ですね。
伸び悩みしないためにできること
ぼくが対戦して来た相手選手で後のJリーガーや日本代表選手など飛躍した選手の特徴は大きく分けて3パターンあります。
・圧倒的なボールコントロール
・圧倒的な身体能力
・相手の裏を狙う意識
です。
この中で最も大事なのはボールコントロール。
周りを見てもボールコントロールが優れている選手って伸び悩みなどあまり波が無いですよね?
その理由はボールコントロールができる事で選択肢を多く持つ事が出来るから。
テクニシャンはボールを受けたらドリブルとシュートという意識が強いと思うのですが、
1人で通用しなくなった時に選択肢を増やして、味方を活かしつつ、自分が活きるようなプレーを考えていかないと難しいですね。
選択肢の1つとしてもちろんドリブルやシュートにもこだわりを持っべきだとは思いますが、選択肢を増やす事で、プレーの選択肢が増えますから。
選択肢を増やすためにボールコントロールのこだわる。
そんな意識が大事だと思います。
テクニックだけでは難しい
Jリーガーになった選手よりテクニックが上手い選手はぼくの周りにも沢山いました。
ビックリするくらいのテクニックを持っていてとにかく上手いです。
テクニックはもちろん大切。でもぼくの体験して来た経験上、レベルアップするために必要なのは、やっぱりこの3つ。
・圧倒的なボールコントロール
・圧倒的な身体能力
・相手の裏を狙う意識
相手の裏というのは、ドリブルでもトラップでもシュートでもパスでも常に相手の裏を狙う事。
サッカーは相手の裏取り合戦のようなものなので、そんな表現にしてみました。
とにかく伸び悩まないためには、選択肢を増やしておく事が大切ですね。
賛否はあると思いますが、ぼくが思う「伸び悩みの原因」と「解決法」はこんな感じです。