覚悟は他人に強要できるものではないけど、覚悟もって取り組んだ方が結果がでやすいし楽しいです。
事実として覚悟・信頼・自信を得る事ができたら全国大会に出られるよ!っていうお話です。
危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は覚悟のうえだ」「断られるのは覚悟している」
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覚悟をもったコーチとの出会い
中学生の時、最初のコーチはサッカー未経験で竹刀を片手に持ちながら指導するコーチで、気に入らない事があれば一列に並ばされ片っ端から竹刀で殴るような人でした。
当然暴力が問題になって何処かに飛ばされしまったけど、次に現れたコーチでぼくのサッカー人生は変わりました。
そのコーチはちょっと前まで現役バリバリで教員チームで社会人トップリーグで全国大会優勝経験を持った選手でした。
走り込みと練習内容が激変
新しいコーチがやってきて練習内容が激変しました。
とにかく走って、走って、走らされまして…。
所詮中学の部活なので、運動神経がいまいちなチームメイトもいたのですが、そんなのは関係なくみんなぶっ倒れるまで走らされました。
厳しい練習に「これが続くならオレもう辞める…」なんてチームメイトも続出して一時期は不平不満の嵐でした。
走り込み以外は基礎を中心とした練習でゲーム形式は少なかったように記憶しています。
簡単に負けないようになる
もともとそんなに弱いチームではなかったけど、辛くて面白くない練習を重ねていくうちに、簡単には負けないチームになっていったんです。
その要因として実感できたのはどんなチームにも「走り負けはしない!」ということでした。
「走り負けしない」ということは僕らの大きな自信となってチーム自体が強くなっていく実感ができたんです。
そんな過去を経験しているので、ぼくは息子に対しても「走ってなんぼじゃい!」というスタンスなんですよね。
さらに強くなるために覚悟を決める
そこからコーチ、選手も覚悟を持ってサッカーに取り組みました。
当時の中学生のサッカーはまだクラブチームがほとんど無かった時代です。全国大会はどんなチームにも可能性があって、どんなチームでも目指せる時代でしたよね。
そんなこんなで、辛くてつまらない練習を積み上げているある時、コーチから「全国行くぞ」って話がありました。
そのコーチが本気でそう思っていたのかは謎ですが、それからは事あるごとに「全国にいくぞ!」って言われていた事を覚えています。
そして気がついたらぼくらも、全国大会を目指すようになっていったんです。
怒涛の14連勝
覚悟をもった自信のあるチームは強いですね。
とくに「走り負けは絶対にしない!」という事が凄く自信になっていたし、そのコーチをみんな信頼していたからすごく雰囲気は良かったです。
そして市内大会。地区大会。県大会、全て優勝して380校の頂点に立つ事ができました。
その後、関東大会で3位になって全国大会に出る事が出来ました。
覚悟・信頼・自信
もう30年も前の話なので(書いていて時の流れにちょっとショック…)今とは違うサッカー環境ですが、覚悟を持ったコーチを信頼できた事により、ぼくらも覚悟を持って挑む事ができました。
コーチ・選手・保護者が覚悟を持って挑む事で初めて目標が実現できたんだと思います。
巡り会いたくても巡り会えないコーチとの出会いは、ぼくにとって貴重な体験をさせてくれました。
覚悟を持つ事で信頼を得て、覚悟が広まって自信になる。
そんな平成元年夏の経験を平成の最後に想い返してみました。
こちらからは以上です。